20世紀文学を代表する一作家であるアーネスト・ヘミングウェイの生誕120周年を目前にひかえ、筑波大学アメリカ文学会では、筑波大学人文社会国際比較機構(ICR)の協力のもとに、21世紀という視座からあらためてヘミングウェイ像の再構築を試みる国際シンポジウムを開催することといたしました。1920年代の批評から現代に至る先行研究を基盤に、ヘミングウェイの肖像、イデオロギー、メディア、テクストという多角的な側面から新たな研究成果を発信いたします。
講師には、ヘミングウェイ研究において顕著な国際的業績をもつ両教授、ハンブルク大学教授のペーター・ローデンベルク氏(The Making of Ernest Hemingway: Celebrity, Photojournalism, and the Emergence of the Modern Lifestyle Media. Berlin: Lit Verlag, 2014)、及び、筑波大学教授の宮本陽一郎氏(“‘Papa’ and Fidel: Cold War, Cuba, and Two Interpretive Communitie...
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