ムーンショット新たな目標検討のためのビジョン策定(ミレニア・プログラム)

地球が安心できる地球をつくろう。

IMAGINE THE FUTURE with the post-anthropocentric “Earth”

概要  メンバー  2050年の社会像  アウトリーチ  メディア情報  リンク

筑波大学人文社会系教員をチームリーダーとする「チーム ポスト・アントロポセン」が科学技術振興機構(JST)ムーンショット型研究開発事業 新たな目標検討のためのビジョン策定(ミレニア・プログラム)に採択されました。人文社会科学及び自然科学の知見を導入し、ベンチャー企業とも協働し、2050年の社会像を検討していきます。

 

新着情報

2021.3.11. 本ページを公開しました。

2021.5.6  メンバー情報(2021年4月~)を更新しました。

2021.9.9. 筑波会議2021セッション情報を公開しました。

 

概要

チーム名 チーム ポスト・アントロポセン
調査研究課題名 ポスト・アントロポセンの価値観・行動様式・科学技術に関する調査研究
調査研究の概要 2050年の社会像として、当チームは「もう一つの「地球」が構想できる未来」を提案します。この社会では、近視眼的な人間中心主義から、ポスト・アントロポセンの価値観に根差した生命中心主義への転換の必要性が認識されます。本調査研究では、人文社会系・自然科学系研究者、中学・高校教師、学生、アート系ベンチャーが参画し、有識者ヒアリング、子供や若い世代とのワークショップ、社会・文献調査を多面的に行います。

 

メンバー

チームリーダー 秋山 肇(筑波大学 人文社会系 助教)
サブリーダー 浦山 俊一(筑波大学 生命環境系 助教)
チームメンバー 和田 絢太郎 (株式会社アラレグミ 代表取締役)

山口 大空翔(株式会社アラレグミ 代表取締役)New!

大村 美桜(株式会社アラレグミ 取締役)

糸井 風音(筑波大学 社会・国際学群 社会学類 4年)

竹原 繭子 (筑波大学 生命地球科学研究群 博士後期課程 2年)

サヴィジ・トーマス(筑波大学 生物資源学類 4年)New!

水本 祐之(奈良県立国際高等学校 教諭)

氏家 清和(筑波大学 生命環境系 准教授)

江口 真規(筑波大学 人文社会系 助教)

豊福 雅典(筑波大学 生命環境系 准教授)

萩原 大祐(筑波大学 生命環境系 准教授)

平井 悠介(筑波大学 人間系 准教授)

高田 梨恵(筑波大学 生命環境系 URA)

齊藤 愛(筑波大学 人文社会系 URA)

佐越 祥子(筑波大学 人間系 URA)

長田 直樹(筑波大学 URA研究戦略推進室 シニアURA)

(2021年3月現在)

チームリーダー、サブリーダー、打ち合わせに参加したメンバーたち

全体討議のようす(2021.3.10)

テラリウムを作成しました(2021.3.29) Photo: アラレグミ

               

2050年の社会像

“もう一つの「地球」が構想できる社会”

人間は地球を搾取してきた。その結果、環境問題が深刻化している。聞こえないか、地球の悲鳴が。人間も今後どの程度地球に住めるのかすらわからず、希望がない。聞こえないか、若者の悲鳴が。

こんな時代に希望を見出すために、もう一つの地球を構想しよう。科学技術によってもう一つの地球ができる。そこでは、人間中心主義を克服し生命中心主義を共有した「ポスト・アントロポセン人」が住んでいる。そんな時代を共に考えてみないか。2050年の若者たちが希望を見出せるようになるために。

生命中心主義を基盤とした社会的価値観と、もう一つの地球を実現する科学技術の確立を目指し、2050年に向けて取り組むべき課題を検討していきます。

アウトリーチ

・筑波大学2021年度自由科目(特設)「ポスト・アントロポセン」

2021年度春学期に、筑波大学にて本プロジェクトを基盤とした自由科目(特設)「ポスト・アントロポセン」を開講します。科目等履修生の履修も可能です。

詳細は以下をご覧ください。科目情報は「自由科目(特設)」からご覧いただけます。

https://www.tsukuba.ac.jp/education/other-auditors/gun/index.html

 

・筑波会議2021 SESSION S-2
「2050年の社会像:いかに科学技術はよりよい社会に貢献できるか?」

筑波会議2021 SESSION S-2
「2050年の社会像:いかに科学技術はよりよい社会に貢献できるか?」

様々な地球規模課題が発生する中、新型コロナウイルスは社会に大きな影響を与え、新たな社会像の構想が求められています。新たな社会における科学技術のあり方を検討するため、科学技術振興機構(JST)は、ムーンショット・ミレニア・プログラムを2021年1月から6月にかけて実施しました。若手の研究者、芸術家を中心とする21チームが2050年の社会像を検討し、その実現のために科学技術の果たす役割を検討しました。本セッションでは、そのうちの4つのチームの調査研究結果を共有し、科学技術、自然科学、社会科学、芸術などの多様な視点から2050年の社会像について議論します。

日時:2021年9月30日(木)9:00~12:30(日本時間)
形式:オンライン(要事前登録・参加費無料)
言語:日本語(英語同時通訳有)

基調講演「科学技術と社会」
久能祐子(S&R財団 理事長)

「ウルトラダイバーシティ社会」
岡田志麻(立命館大学 理工学部 准教授)

「動的生活空間」
上野真(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空技術部門主任研究開発員)

「音楽で感動共創する」
西本智実(イルミナート芸術監督首席指揮者、ダボス会議2030年イニシアティブヤンググローバルリーダー、大阪音楽大学客員教授)

「ポスト・アントロポセン」
秋山肇(筑波大学 人文社会系 助教)

科学技術の視点
川口慎介(海洋研究開発機構(JAMSTEC)超先鋭研究開発部門主任研究員)

社会科学の視点
斎藤幸平(大阪市立大学 大学院経済学研究科 准教授)

モデレーター:浦山俊一(筑波大学 生命環境系 助教)

登録方法等は以下のウェブサイトをご確認ください。
https://tsukuba-conference.com/sessions/s-2
お問い合わせ先:akiyama.hajime.u.tsukuba@gmail.com

主催:筑波大学
協力:筑波大学人文社会系、筑波大学 微生物サステイナビリティ研究センター、チーム ポスト・アントロポセン
後援:科学技術振興機構、宇宙航空開発研究機構、ERATO 野村集団微生物制御プロジェクト、筑波大学 人文社会国際比較研究機構
オーガナイザー:秋山肇・浦山俊一

 

メディア情報

Science Portal「JST、ムーンショット新目標検討21チームを決定」(2021年2月8日)https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20210208_n01/

ミレニア・プログラムの活動が取り上げられ、本チームも紹介されました。

 

リンク

JSTムーンショット・ミレニア・プログラム

https://www.jst.go.jp/moonshot/program/millennia.html

筑波大学微生物サステイナビリティ研究センター(MiCS) mics magazine

https://micsmagazine.com

アラレグミ

https://araregumi.com