Jou助教出張のご報告 (Nazarbayev University)

2月15日(月)~3月8日(火)、ICRの国際テニュアトラック助教であるWilly Jou助教が、Nazarbayev University(カザフスタン)にて市民による政治参加に関する講演を行いました。

原文はこちらをご覧ください。

日時: 2016年2月15日から3月8日

場所: ナザルバエフ大学 (首都アスタナ、カザフスタン)

Purpose:

  • クー・セジン教授との共同研究

私はクー・セジン教授のお誘いによりナザルバエフ大学へいくつかの共同研究について議論をしに参りました。8月の国際会議において私たちは共著の論文「新しい民主主義の中でのイデオロギー的過激主義とその割合が影響を与える要因」を発表しました。この論文は改訂を重ね完成したものです。

 また私たちは1999年にピッパ・ノリス教授の編集した本を継承して「危険な市民」という題で新たな論文を書くことを提案しています。この題は民主主義を掲げる政治家が市民の民主主義の理想願望を満たすことができなかったことにより不満を抱えた市民を意味しており、我々はこのコンセプトを東アジアの状況に当てはめてみようと思っています。特に韓国人の生活と性格を「危険な市民」の政治的関与パターンに当てはめる予定で、この論文の要約は今年行われる予定の韓国政治学協会へ送付しました。

  • 政治学部と国際関係学部でのプレゼンテーション

 私は1時間にわたるプレゼンテーションを2月18日の政治学と国際関係フォーラム(Political Science/International Relations (PSIR) Forum)にて教職員と学生対象に行いました。プレゼンテーションの後、質疑応答の時間もありました。テーマは人が政治に参加する可能性に対して影響を与えている要因でした。特に選挙における勝者または敗者の社会的地位に対する影響と個人と政治家の間のイデオロギー的な距離について話しました。

  • ゲストスピーカー

 2月23日にはクー教授のクラスで35人の学部生に対しレクチャーをしました。このレクチャーでは民主主義の基準、民主主義と経済発展の関係、そして民主化運動について話をしました。

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