【7/15】「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」による第26回研究会「中央ユーラシアのオアシス都市と草原都市」

C01-計画研究05 第26回研究会

計画研究05「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」による第26回研究会を開催します。
「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「都市の世界史」を開催しております。
第4回は下記の要領で行います。

日時:2022年7月15日(金)19:30~21:00
講師:森安 孝夫先生(大阪大学)
テーマ:「中央ユーラシアのオアシス都市と草原都市」
【講師紹介】
(公財)東洋文庫監事、大阪大学名誉教授。専門は仏教・マニ教時代の中央ユーラシア東部の歴史と古ウイグル文献学。専門書に『東西ウイグルと中央ユーラシア』(名古屋大学出版会、2015年)、Corpus
of the Old Uighur Letters from the Eastern Silk Road (Berliner Turfantexte 46, Turnhout: Brepols, 2019)
などがあり、概説書に『シルクロードと唐帝国』(講談社学術文庫、2016年)、『シルクロード世界史』(講談社選書メチエ、2020年)がある。

*今回は、イスラム化以前の中央ユーラシア東部の都市の典型として、オアシス都市と草原都市があること、農耕定住民の築いたオアシス都市は紀元前から存在するも、紀元後に現れる草原都市の成立にはいくつかの要因があり、そこでは騎馬遊牧民と農耕定住民の共生関係が見られたことなどをお話しいただきます。

申込先: https://forms.gle/BUwxUD3zcgALFXbB9
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の7月14日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

本連続講演会は、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」計画研究「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」(代表:守川知子)にて行ってきた「西アジア都市研究」を発展させたものです。
ご講演は45~50分、質疑応答は40~45分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。

奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

【これまでの講演会】
第1回・4月22日(金) 深見奈緒子先生(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)「都市の歴史:生態圏と形態・人口」
第2回・5月24日(火) 森本公誠先生(東大寺)「アラブの軍営都市(ミスル)」
第3回・6月21日(火) 菅谷成子先生(愛媛大学)「スペイン植民地都市マニラ」
【今後の予定】
第5回・9月28日(水) 稲葉穣先生(京都大学)
第6回・10月 深沢克己先生(東京大学)
第7回・11月 松井洋子先生(東京大学)
第8回・12月 常木晃先生(筑波大学)

皆様のご参加をお待ちしております。

守川知子
tomomo[a]l.u-tokyo.ac.jp <http://www.l.u-tokyo.ac.jp/>

新学術ホームページ
日本語 https://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city/seminar/index.html#C01-05_26
English https://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city_EN/seminar_EN/index_EN.html#C01-05_26