3月17日(木)つくば国際会議場にて、第2回人文・社会科学研究推進フォーラムを開催いたします。このフォーラムは、人文・社会科学系の研究にかかわる研究者、URA、事務系職員等がともに議論し、行動することで、よりよい研究推進のあり方を模索するものです。皆さまのご参加をお待ちしております。
人文・社会科学系研究推進の三手先を考える
■2016年3月17日(木)13時00分~18時00分
(開場12時30分、終了後、情報交換会)
■場所:つくば国際会議場
(茨城県つくば市竹園2-20-3)
※TXつくば駅より徒歩約10分。A3出口を出て、バスロータリーに沿って右に進み、階段を上り、遊歩道を直進およそ800m。
■参加費無料(情報交換会は会費制です)
■主催:筑波大学 人文社会国際比較研究機構(ICR)
■共催:筑波大学 URA研究支援室
京都大学 学術研究支援室
大阪大学 大型教育研究プロジェクト支援室
早稲田大学 研究戦略センター
■事前申し込み(定員60名)
以下の申し込みフォームより、参加申し込みをお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/1MvF3oAA2sgQNJfyTKAgGgLPPvPmq0SpYes1-whvH4dc/viewform?usp=send_form
参加者の上限に達しました。ご登録ありがとうございました。(3月14日(月))
■講演者基調講演:人社系の危機とオープンサイエンス
吉川 晃(よしかわ あきら)
筑波大学 理事・副学長(財務・施設担当)
1980年文部科学省入省。文化庁文化部宗務課宗教法人室長、文部科学省生涯学習局学習情報課長、在フランス日本国大使館参事官 、文部科学省研究振興局学術機関課長、文化庁長官官房著作権課長、文部科学省科学技術・学術政策局政策課長、文部科学省科学技術・学術政策局科学技術・学術総括官、東京工業大学事務局長 、 独立行政法人宇宙航空研究開発機構執行役、内閣府大臣官房審議官(イノベーション、科学技術政策及び新大学院大学企画推進担当)を経て現職。
基調講演:研究者とURAがプロデュースする課題解決型プロジェクトに向けて-何を考え、何をなすべきか-
本多 史朗(ほんだ しろう)
(公財)トヨタ財団 チーフ・プログラム・オフィサー
1980年代後半は、タイ、フィリピンで過ごす。1990年代前半は、在フィリピン日本大使館専門調査員として、アジアに普及する日本のポピュラー文化を用いての国際交流の提言づくり。1990年代後半は、トヨタ財団では、ミャンマー、ラオス、カンボジアなど、当時徐々に開放が進んでいたインドシナ諸国での草の根古文書保全の枠組みづくり。2010年からは、(公財)助成財団センターにて、スイスのプライヴェート・バンクであるロンバー・オディエ・ダリエ・ヘンチの支援を受けて、効果的な助成手法についての体系的なテキストづくりと普及を行う。現在は、(公財)トヨタ財団にて、東日本大震災の被災者が終の棲家として入居する「復興公営住宅におけるコミュニティ作り」プログラムを担当。
人社系の強みや特色、社会的役割を活かしたプレゼンスの展開
辻中 豊(つじなか ゆたか)
筑波大学 人文社会国際比較研究機構長、人文社会系 教授
博士(法学)(1996年、京都大学)。北九州大学講師、同助教授、筑波大学助教授、コーネル大学客員研究員を歴任後、1998年筑波大学教授となり、現在、筑波大学人文社会科学研究科国際日本研究専攻教授。その間、筑波大学国際連携室長(2004年~2006年)、筑波大学学長特別補佐(国際連携担当)(2006年~2008年)、筑波大学 学長補佐(国際連携担当)(2009年~2011年)、筑波大学副学長(国際担当)(2011年~2013年)、筑波大学学長特別補佐(国際担当)(2013年~)。2015年より日本政治学会理事長を務める。代表的な著作として、『利益集団』(東京大学出版会、1998年)、『現代社会集団の政治機能』(木鐸社、2009年)、”Neighborhood Associations and Local Governance in Japan”(Routledge, 2014)などがある。
学際研究における人文・社会科学系研究の推進-老年学の視点から-
中川 威(なかがわ たけし)
大阪大学大学院人間科学研究科 助教
中川 威です。大阪大学大学院人間科学研究科で助教をしています。専門分野は老年学と心理学です。僕は70歳、80歳、90歳、そして100歳を対象にした学際研究に携わっています。この研究では、医学、歯学、心理学、社会学といった専門分野の研究者が共同し、人間の加齢プロセスと健康長寿の要因を明らかにすることを目指しています。2016年4月からスイス・チューリッヒ大学に海外特別研究員として異動予定です。
環境問題における学際研究と社会科学の重要性
天野 正博(あまの まさひろ)
早稲田大学人間科学学術院 教授
1972年名古屋大学農学研究科修士課程修了、森林総合研究所において森林資源管理、林産物の長期需要予測に関する研究に従事、1980年代より熱帯林減少問題に携わるようになり、JICAの専門家として森林保全、開発援助等のプロジェクトに参加。1980年代後半より地球温暖化と森林の関係についての研究を行っている。2005年より早稲田大学人間科学学術院教授。
■グループディスカッション
国際共同研究、学際研究、社会的課題解決(予定)
第2回人文・社会科学系研究推進フォーラムのポスターをダウンロードできます(PDF)。
icon-chevron-right 人文・社会科学研究推進フォーラムについて
このフォーラムは、人文・社会科学系の研究にかかわる研究者とURA(大学(研究機関)におけるリサーチ・アドミニストレーター)、事務系職員等がともに議論し、考え、行動することで、お互いにエンカレッジしながら、よりよい研究推進のあり方を模索するものです。日本のURAが組織の枠をこえてつながり「人社系研究に対して自分たちは何ができるのか」と活発に議論するなか、こうした場が生まれました。昨年は「人文・社会科学系研究推進に必要な共通基盤整備を考えよう」をテーマに、国内外の人文・社会科学研究に対するURA業務などに関して活発な議論を行いました。
関連リンク 第1回人文・社会科学研究推進フォーラム ※大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室URAへリンクします。 筑波大学URA研究支援室