シンポジウム「科学技術と法学がもたらす熟議民主主義の実現―新しい法学の創成に向けて」
人文社会系主催、人文社会国際比較研究機構(ICR)・格差・不平等の政策的解決に向けた実証社会科学研究拠点(DDPI)共催で標記のシンポジウムを開催します。
奮ってご参加ください。
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今日では、情報、技術、教育等の格差に起因する、グローバルな社会における分断が深刻な問題になっている。特に、原子力発電、AI・ロボット、ワクチンなど、科学技術の発達はさらなる恩恵を人類にもたらすことが期待されている一方、人智を超えた科学技術に対して人々が不安を抱くようになっている。これを克服する第三の道として、対話、交渉、熟議の重要性が指摘されている。本シンポジウムは、自然科学の「知」すなわち科学技術と、人文社会科学の「知」すなわち法学、政治学との「総合智」により、熟議民主主義を実現することが可能かどうかを議論する。
日時:2022年3月19日(土) 13:00-16:00
オンライン開催・参加費無料・日英同時通訳有
事前登録 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_GOKGEmGSR9KpuSe0ynGH2Q
<プログラム>
13:00-13:10 開会挨拶 関根久雄(筑波大学人文社会系長)
13:10-13:30 基調講演「社会における先端科学技術のあり方」
山口富子(国際基督教大学教養学部 アーツ・サイエンス学科教授)
13:30-13:45 事例紹介「科学と社会をつなぐ―対話と未来社会デザイン」
関本一樹(科学技術振興機構(JST) 「科学と社会」推進部)
13:45-13:50 休憩
13:50-14:05 研究報告「熟議民主主義と科学技術:研究構想発表」
宮坂渉(筑波大学人文社会系准教授)
14:05-14:20 研究報告「Online Deliberation Systems: Principles and Practical Considerations」
ヴァシラケ・シモナ(筑波大学システム情報系助教)
14:20-14:35 研究報告「熟議民主主義の実質化におけるテクノロジーの位置」
平井悠介(筑波大学人間系准教授)
14:35-14:50 研究報告「法律問題に熟議は有効か」
星野豊(筑波大学人文社会系准教授)
14:50-14:55 休憩
14:55-15:55 パネル・ディスカッション「科学技術で熟議民主主義は実現できるのか?望ましいのか?」
登壇者全員 司会:宮坂渉
15:55-16:00 閉会挨拶 宮坂渉(筑波大学人文社会系准教授)
助成:研究力強化のための令和3年度特別支援シーディングプログラム(研究戦略イニシアティブ推進機構)
研究代表:宮坂渉(筑波大学人文社会系准教授)
運営補佐:秋山肇(筑波大学人文社会系助教)
問い合わせ:akiyama.hajime.u.tsukuba@gmail.com