【11/14, 15】地球システム・倫理学会第16回学術大会 開催のお知らせ

地球システム・倫理学会第16回学術大会が11月14日(土曜日)・15日(日曜日)に開催されます。

【大会趣旨】

今、地球生命システムは悲鳴をあげています。その一端としての人類の責任は重く、逃れることはできません。人類の築いてきた文明は地球温暖化、環境汚染、資源枯渇、生物種絶滅等、深刻な 問題を引き起こしてきました。さらにこの文明システムは、人類自身に、戦争、暴力、格差、貧困、 テロ、人口過剰などをもたらし、人類自らをも存続の危機に陥れています。謙虚に地球システムの 悲鳴を聞き、それに対応し、真剣に人類文明システムのあり方を問い直すことが必要です。本学会 では、地球システムの悲鳴と人類文明の危機に向き合い、対応すること、すなわち response する ことをテーマとして叡智を結集し、人類にとってありうるべき未来文明システムについて提言を行う機会といたします。

今回の具体的なテーマは「地球システムとパンデミック − 人類はそこに何を読み取るべきか」です。 新型コロナウィルス感染の感染爆発に対して、本年3 月16 日フランスのマクロン大統領は、国民 に向けて「これは戦争である。ほかの国や軍隊との戦いではなく、目に見えない敵との戦いである」と訴え社会封鎖(ロックダウン)に踏み切りました。本学会では「敵といかに戦うか」という人間 本位の問いではなく、「ウィルス・細菌という微生物と人類はいかに生きる(べき)か」という地球 倫理の問いについて討議したいと考えます。

【スケジュール】
11月14日(土)
13:00〜 17:45 自由論題発表
11月15日(日)
13時30分〜14時30分
基調講演(ビデオ配信 英語(字幕あり))
講演者:Hilligje van’t Land(ヒリヒャ・ヴァントランド)国際大学協会事務総長
Secretary General, International Association of Universities (IAU),
Executive Director, International Universities Bureau UNESCO House
題目:Consequences of COVID-19 on future society

14時30分〜16時30分 シンポジウム
近藤誠一会長挨拶
14時35分  司会(青木三郎)からの趣旨説明とパネラー紹介(5分)
14時35分〜15時35分
アンドレイ・ベケッシュ(欧州日本研究協会会長)
小林康夫(東京大学名誉教授)
土井隆義(筑波大学教授)
五箇公一(国立環境研究所研究員)
伊東俊太郎(本学会名誉会長)

 

今回の大会では、すべてのプログラムをZoom会議方式で開催します。

11月14日(土)までに参加を申し込まれた方には、ICR事務局から、参加のためのZoomのURLとパスコードを配信します。ICR務局宛にメールでお申し込み下さい。

参加申し込み締め切り:11月14日(土)12:00

参加申し込み先:saito.ai.ga@un.tsukuba.ac.jp

なお、Zoomのご利用について、地球システム・倫理学会事務局ないしは大会開催校から、技術的な支援をすることはできません。

また、Zoomのご利用に伴い、万一、お使いのデバイスやネットワーク等に不具合が生じたとしても、当学会および大会開催校は一切責任を負いません。

この点につきまして、あらかじめご了解の上、ご参加下さいますよう、お願い申し上げます。