第3回人文・社会科学系研究推進フォーラム
「地域と共に新しい“ジンブン”力を創造する人社系研究の展開」の開催報告が、琉球大学研究推進機構のHPに掲載されました。
http://www.res.lab.u-ryukyu.ac.jp/news_170427.html
筑波大学人文社会国際比較研究機構も共催として参加しました。
(以下、琉球大学研究推進機構HPより抜粋)
++++++++++++++++++++++++++++++
日 時:2017年3月3日(金)13:30–18:00
(13時会場,終了後,情報交換会)
場 所:国立大学法人 琉球大学 研究者交流施設・50周年記念館
主 催:琉球大学研究推進機構研究企画室
共 催:京都大学学術研究支援室
筑波大学URA研究戦略推進室/ICR
大阪大学経営企画オフィスURAプロジェクト
早稲田大学研究戦略センター
本フォーラムは,人文・社会科学系の研究にかかわる研究者とURA,事務系職員,行政機関・資金配分機関の関係者等がともに議論し,考え,行動することを通じて,互いにエンカレッジしながら,より良い研究推進のあり方を検討する場です.
本フォーラム開催の背景には,大学における研究推進が,とかく”理系”の論理で進められがちだという声がよく聞かれること,また,日本のURAが組織の枠をこえてつながり「人社系研究に対して自分たちは何ができるのか」と活発に議論する動きが生まれているといったことがあります.
第3回フォーラムのテーマ「地域と共に新しい“ジンブン” 力を創造する人社系研究の展開」の“ジンブン”とは,沖縄の言葉で「生きる知恵」を意味します.我々は日々多くの社会的課題に直面しますが,これら課題は一朝一夕には解決しません.そこでは,科学・技術の知識だけではない,人間の知恵の力(“ジンブン” 力)が求められます.
今回のフォーラムでは,地域社会が抱える社会課題の解決や,新たな価値創造と実践に向き合っている研究を紹介しつつ,学術界それ自体が内包する課題もふくめて,人文・社会科学系研究の新たな可能性について議論しました.
参加者は,URA 34名,研究者 24名,事務系や図書館・博物館系職員 23名に加えて,行政機関・資金配分機関からの参加もあり,計84名が組織の枠を超えて集まりました.所属も19国立大学・2私立大学・人間文化研究機構内の2機関等,多岐にわたりました.
今回のフォーラムの結果,地域・社会との連携によって展開する人文・社会科学系研究の可能性について,様々な先進事例の共有や課題が改めて浮き彫りになりました.組織の枠や地域を超えてこのような議論の場を継続し,次のアクションに繋げていくことが,日本の人文・社会科学系研究を推進することの一つになると考え,今後も4回,5回とフォーラムを重ねていく予定ですので,ご興味のある方はぜひご参加ください.
++++++++++++++++++++++++++++++++++