「北京フォーラム2015」の報告

辻中豊ICR機構長が、11月6日から8日に中華人民共和国北京市・釣魚台国賓館ならびに北京大学で開催された「北京フォーラム2015」で基調講演を行いました。

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Beijing Forum 3.1

 

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Beijing Forum 2.1

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  11月6日から8日の3日間、中華人民共和国北京市・釣魚台国賓館ならびに北京大学において「北京フォーラム2015」が開催された。同フォーラムは、中国国務院及び中国教育省の公認を受け、北京大学、北京市教育委員会、韓国国際交流財団によって主催される国際会議。世界各地の研究機関、大学、NPO等の要人が一堂に会し、アジア太平洋地域の人文社会科学の発展を目的とした国際的かつ学際的な議論を行った。

第12回目となる今回のフォーラムでは、「万人のための文明の調和と繁栄~共通の責任のもとで多様な道~」を全体テーマとして、世界から約300名の学者が集まり活発な議論が行われた。フォーラムは8つのパネルに分かれ、そのうち『変化の時代における社会イノベーション』をテーマとするパネルにおいて、辻中豊・人文社会国際比較研究機構長(筑波大学人文社会系教授、日本政治学会理事長)が「アジアと中国のローカルガバナンスにおける市民社会の役割」というテーマで基調講演を行った。この基調パネルは北京大学のPuqu Wang教授が座長を務め、辻中機構長のほかに北京大学のJinpeng Li教授、第三セクター研究国際学会のAnnette Zimmer会長、台湾の国立政治大学のMin-Hsiu Chiang教授、アジア・ベンチャー・フィランソロフィー・ネットワーク設立者のDouglas Miller氏による報告も行われ、その後3日間に30の報告と討論が続いた。

「新しい都市化~世界の経験と中国の道筋~」及び「ニューノーマル時代における国際協力と国際開発」等をテーマとしたパネルも設けられ、望ましい社会像やそれに向けた道筋について参加者との間に活発な議論が行われた。